医療経営士試験

医療経営士試験概要(平成26年現在)

3級
出題範囲:医療人としての基礎知識、医療史、医療法規・医療行政の基礎知識、医療サービス概論、医療人としての倫理
出題形式:択一・択複 50問
試験時間:80分
合格基準:60%以上正解
受験料:8,640円

・年3回行なわれます。(3級)
・受験者は右肩上がりでしたが、第13回は初めて前年度を下回り減少しました。
・現時点での通算合格率は44%です。難易度は高くありません。

医療経営士試験について(感想など)

    • 第13回医療経営士試験を受験し、合格しました。

医療経営士合格証明書

    • テキストは、なるほどなっとく医療経営Q&A50、問題集は、医療経営士3級試験予想問題集を使いました。問題集は、現在は電子書籍のみになっています。
    • 医療や介護に携わる方なら、上記のセットで学習すれば十分だと思われます。
    • 公式テキストは無駄に分冊してあり、初級8冊セットで21,600円、中級19冊セットで51,430円、DVDまでセットにすると約10万円します。
    • 試験を受けた直後は、細かい部分まで聞いてくるんだなぁという印象で、かなり難しく感じました。それでも合格率は40%超えていますので、受験層は医療介護業界や、それなりに勉強している方が受けているものと思われます。
    • 試験問題は「択一・択複」(択複とは、5肢から正しいものを3つ選べという問題)となっており、予想問題もそのような問題形式が多かったのですが、第13回の試験では全て択一でした。
    • 合格率は高いものの、畑違いの方にはやや難しく、しっかりと学習しなければなりません。
    • 医療業界に携わる方なら、知っていて当然のことや、知っていると役立つような内容です。また、金融機関やコンサルタントなど、医療業界と取引をするような業種の方には、基礎知識としておさえておくべき内容です。
    • 受験者の属性としては、金融機関関係者が一番多いです。ただ、現時点においては、1級の受験資格が医療機関での実務経験となっていることから、運営者はコンサル系資格よりも医療従事者(医師を含む)向けの資格にしたいのかも知れません。
    • 医療・介護金融アドバイザーという試験を受けましたが、医療経営士の方が難しいです。(ただし、医療介護金融アドは記述があります)
    • 自治体が運営する病院(市民病院など)の職員募集要項に「医療経営士○級合格」という要件を設けているところがあります。民間資格とは言え、公務員の要件になるほど、業界ではメジャーな資格になりつつあります。

医療経営士とは
医療機関をマネジメントする上で必要な医療および経営に関する知識と、経営課題を解決する能力を有し、実践的な経営能力を備えた人材です。(公式HPより)